2021/05/24 16:44

新茶シーズン真只中!

今だから伝えられる静岡の新茶の魅力を茶ガールがリポート!

今回は、4月の下旬に静岡茶発祥の地」と言われる足久保で茶農家を営む藤原さんにお話をお伺いすることができました。

 

そもそも、5月になると静岡では「新茶」というワードを目にする機会が多いですが、新茶とはどんな特徴があるのでしょうか?


藤原さん:新茶とは、一番茶のことですよね!

一番茶は、みずみずしく、お茶の味わいが深いのが特徴です。

二番茶、三番茶に比べて、時間をかけて丁寧に育てるので旨味が凝縮されています!

 

茶ガール:一番茶を育てる上で、重要なことはなんですか?

 

藤原さん:肥料がとても重要です!

茶葉の様子を常に観察しながら、肥料を配合していきます。それも、1年単位ではなく、5〜10年単位で茶葉を見続けることが必要です。

まさに、子供を育てるのと一緒ですね!


茶ガール:5〜10年!子供を育てるように、長い年月をかけて茶葉を育てるのですね! 藤原さんは、お茶農家何年目ですか?

 

藤原さん:私は、17年目になりますが、お茶畑自体は両親がもっと前から営んでいますので、私でも想像がつかないほど、長い年月をかけて自分たちのお茶ができていると思います。たまに、すでにある茶畑を育てて欲しいとお声がけいただきますが、自分たちのお茶だなと思うにはやはり3年以上かかりますかね。

 

茶ガール:自分たちのお茶はどのようにできるのですか?

肥料に秘密があるのでしょうか

藤原さん:高価な肥料を与えることもできますが、それ以上に長年の統計でできた配合の肥料で自分たちのお茶はできていきます。

それも子供と一緒ですね。甘やかしすぎてもダメ、厳しすぎてもダメですからね。

また、肥料だけでなく、製法・場所によっても味は変わって行きますよ。同じ足久保でも違いますから!


茶ガール:足久保の中でも違いが出るんですね!もっと、飲み比べてみたくなりました!今年の一番茶はどうですか?

 

藤原さん:今年は現状すごくいいですよ!量はあまり多くはないですが、気温が涼しくて葉が大きくなりすぎてないので期待しています!

 

茶ガール:静岡にとって、今のご時世の中、とても明るいニュースですよね!私たちも早く一番茶を飲むのがすごく楽しみです!

 

今回の取材を得て、今までは、茶葉刈ってしまうことから一年単位でお茶づくりは行われていると思っていましたが、子供を育てるように、長い年月を得てそれぞれのお茶農家さんのお茶が作られていることを知りました。今まで以上に、茶農家さんの熱い想いを感じながら今年の新茶をいただきたいなと思います!